back to agility top >>>

◆ アジリティーって、どんなスポーツ?

 アジリティ−は、犬と人間が意思疎通を計りながら、コース上に置かれたハードルやトンネル、シーソー、Aフレームなどの障害を、定められた時間内に、着実に、決められた順番で、クリアしていく競技で、いわば犬の障害物競争ですが、コースが複雑なため、指導手(ハンドラー)が、並走し、声や体、手の指示で、犬を誘導していきます。
 競技会では、犬の体高、コースの難易度などより、種目が分かれます。
 当サイトでは、JKC主催のアジリティールールをもとに、載せています。 このルールは、FCI(国際家犬連盟)が主催するアジリティーの世界大会で適用されるルールが基準となっています。 JKC以外が主催するアジリティーでは(草アジや、OPDES)では、ルールが違うので、確認が必要です。
★ 犬の体高によるクラス分け(OPDES では違います)
クラス 体高 ハードルの高さ
スモール 35cm未満 25〜35cm
ミディアム 35cm以上43cm未満 35〜45cm
ラージ 43cm以上 55〜65cm
agility photo
 コースは、難易度により、1度・2度・3度(数が多いほと難しい)に分かれ、大会によって、オープン(ビギナー・アトラクション)などがあります。 また、各度には、アジリティー(タッチ障害物を含む)とジャンピング(タッチ障害を含まない)の2つのコースがあります。
agility photo
 コースの長さは、100m〜200mで12個以上20個以下の障害をクリアしなければなりません。
 アジリティーは競技タイムもさることながら、障害を定められた順番に着実にクリアしていくことが、最も重要になります。  ハードルのバーを落としたり、障害の前でためらったりすると、その都度5点の減点となります(拒絶、失敗) また障害の順番を間違えたり、とばしてしまったりすると、失格になります。 減点なしで障害を通過し、かつ標準タイム内でゴールすることをクリーンラン(CR)or パーフェクトラン(PR)と呼び、減点はあったものの、失格にはならず、最後まで走りタイムを測定されることを完走と言っています。 失格した場合は、その場で、競技終了となるので、たとえば、最初の障害を飛び間違えれば、それで競技終了(泣)となり、ほとんどの大会の場合、即退場となります(厳しい)
   障害には、いろいろな種類がありますが、Aフレーム(Aフレ)、シーソー、ドッグウォークといった障害は、犬が必ず接触しなければならない部分(別色で塗られている部分)があります。 ここにタッチしないで通過してしまうと、やはり5点の減点となります。
agility photo
 タイムの方は、競技タイムは通常電子タイマーにより1/100秒まで計測されます。 また、あらかじめ標準タイムとリミットタイムが設定されており、競技タイムが標準タイムを1秒超過するごとに1点の減点となり、リミットタイムをオーバーすると失格となります。
   最終的には、拒絶や失敗による減点とタイムの減点が合計され、減点の少ないほど、上位になります。 コース中には、急旋回が必要なところや、トラップと言って、犬のコースアウトを誘う場所も作られており、スピードのみならず、確実性が求められているわけです。
 興味のない方には、たかが犬の障害物競走と思われるでしょうが、実際の競技会では、ゴールの瞬間、友人の祝福の中、わんこと抱き合って喜ぶ姿や、失格、退場後、陰で涙を流す方など、色んなドラマを見ることが出来ます。 と言う私も、競技会出場最初の1年は、悔しい失格ばかりで、一人、タープで涙を流したり、念願の3度昇格時には、ゴールで友人が万歳をしてくれたり、色んな悔しさや感動を味わいながら、アジリティーを楽しんでいます。 そんな世界をご紹介します♪
agility photo
back to agility top >>>