ニャンコの領収書

人間のこと/他

小夏が来る少し前は、我が家はニャンコ飼いだった
それも、ママが、結婚時、実家から連れてきた連れ子

ママの人生の節目節目をずっと側で見守ってくれてた子たち
1匹は、アゴに出来た悪性腫瘍のため14歳で旅立った
そのときのことは、未だに、文章にするのが辛い・・・

もう1匹は、19歳まで頑張った!
あと一息で20歳、たぶん大往生と言える!?

それでも見送った日は、もっと何か出来たのでは、と後悔した

最後の1年半くらいは、ボケてしまい、おもらしの日々だったし
ドアの隙間にはまりこんでは鳴き
夜中に突然、さかりのように鳴き出したり
異様な食欲はあるけれど
内蔵の機能がほとんど停止状態で
栄養として吸収出来ないため、発作を起こして入院

以来、ほとんど寝たきりで
1年以上の間、ママが自宅で1日3回の点滴を続けた

最初の頃は、病院へ通っての点滴だったが
時間も大変だし費用もかかるので点滴の液と注射針などを
2〜3日置きにもらいに行っては自宅で行った

皮下点滴なので、背中の皮膚をつまみあげて針を刺すのだが
これが慣れるまでは、怖くて怖くて
何度も、皮膚を突き抜け液が飛んだ(汗)
自分の指に突き刺したことも、何度もある(汗)

ロフトの整理をしていたら、その頃の病院の領収書が出てきた
全部ではないのに、結構な枚数(汗)

点滴液と針(2回くらいで体の脂肪で刺さりが悪くなるので交換する)
血液検査や、病院での血管への点滴など、1万を超える領収書も多い
ざっと計算しても、軽く〜十万(滝汗)
介護も頑張ったが、経済的にも、よく頑張ったなぁ

猫領収書
 

「たかがネコ」的な回りの人からは
そこまでしなくても、と、何度か言われたが
だっこして、と、甘えてくるし
体を通して伝わるぬくもりを、点滴さえ続ければ守っていけると思うと
やめられるわけがなかった・・・

にゃんこ達は、今も、我が家にお骨となって一緒にいる
それはいけないと言う説もあるのだが、まだ放せない

ときどき、コナセナが
じ〜〜っと寝室の隅っこを見ることがあるのだが
もしかして、ニャンズが、遊びに来てる?とか思ってしまう
寝室の出窓が好きだったので・・

ニャンズの写真を載せようと思ったら・・・
我が家がデジカメ、デジイチ、ビデオなどを買い出したのは小夏が来てから
にゃんこの時代は昔のフィルムカメラで撮ってたのだった(汗)